低体温について

低体温について


低体温について

もうひとつのパニックの要因は低水温からくる低体温の場合です。

プールで泳いでいる時の水温を比較して思わず“身体が冷たい”“水温が低い”と感じるところからも始まります。最初の何回かはたとえ身体的にはそれほどの冷たさではなくても水中で自身をコントロールする自信がないという単純な理由からオープンウオーターで泳いでいると「このまま沈んでしまうのではないか?」という不安感にとらわれる経験をするかもしれません。

それは貴方にとって新しい経験です。この不安感は「出来る限りゆっくりと大きく呼吸をおこない、リラックスしたストロークを行う」ことによって克服出来るものです。

その不安感がなくなるまでは頭を上げて泳ぎたいと思うかもしれないが泳ぎをやめる必要など全くないのです。

要はパニックになるなということ。そしてまたレース前に何度かオープンウオーターの冷たい水温を経験すればするほどレース中に気持ちを奮い起こすことによってそれらの不安に打ち勝つことが出来るということを理解してほしいのです。加えていうならレース前に何分間か水に入り、少なくとも顔や腕をつけて自分の身体で感じとっていただきたい。いったんレースがスタートし、水に入ってしばらくして混雑から抜け出すと、貴方は「他のスイマーはもう自分のずっと前方を泳いでいるのかなあ?」「ひとりぽっちなんだ」「海の底が見えない」等々の不安感や孤独感を味あうことになります。

かつ途中、水中での浮遊物を見つけたり、冷たい水温のところ、暖かい水温の箇所などを肌で感じます。そうこうしているうちにパニックになり、事態はより悪い方向に行きます。ですからそんなことを考える代わりにとにかく普段プールで泳いでいる時と同じように;正しいストローク、完全な息継ぎ(呼吸)などに集中してみてください。そうして「自分はただ違った環境の中で泳いでいる」と思い直してください。