発生要因をなくしてゆくための安全対策

発生要因をなくしてゆくための安全対策


発生要因をなくしてゆくための安全対策

安全対策のポイント

安全教育

海や川・湖などをフィールドとするオープンウォータースイミング競技はいわば自然体験活動の際たるもの。その活動を推進してゆくためには、まず“安全教育”があります。当然“環境教育”という大事な狙いもありますがここでは安全教育について述べます。

自然の中での活動で起こりうる危険性に対して予知し、回避するための能力を参加者全員が身につけることです。自己における知識の習得や学習を通じて、または運営団体などが主導しておこなう教育の機会などを通じて知識や能力を向上させてゆくことが必要です。

指導者の強化

安全教育にあわせて要求されるのが指導者の育成です。特に近年オープンウォータースイミング競技も各地で開催されるようになり、多くの参加者が出場するようになりました。早急な課題として自己責任にもとづく自己管理の必要性・そして自己保全の重要性を教育し、かつOWS全般知識・スイムテクニックなどを包括的に指導できる指導者の養成が求められている。

安全基準の策定

参加者が健康で安全を確保され、レースを楽しんでいただくためには、安全基準の策定が必須となろう。だれもが競技のルールを理解し、刻々と変化する自然条件下での遵守すべきことをわかりやすく“安全基準を標準化”することにより、参加者に対する安全度が増すのである。

情報収集

各種の危険回避対策を進めて行くための作業として重要なことは情報の収集です。個人も自然体験活動をおこなう基礎知識や自然条件に対するあらゆる情報を収集しておくこと。また大会などに参加して経験したこと・危険な目にあったことなど・予期せぬ事態に遭遇したことなどをしっかりと検証し、それらへの対策を準備していただきたい。また運営団体などは実施したレースなどで失敗したり・経験したりしたことをできる限り書面で残しデータとして活用してもらいたい。重大事故などが発生した場合にはなかなかその情報が外部にでてこないという問題もあるが、事故には「必ず原因がある」という原点にかえって分析検証し、貴重な情報として公開していただきたい。

全体管理

参加者個人や指導者が安全管理をおこなうことは当然ですが、それと同時に活動を実施・運営する団体組織の安全管理や危機管理も重要なこと。安全で健康なフィールドを提供し、競技を楽しんでいただくためのルールづくりや安全対策などをトータルな視野にたって全体管理をおこなってゆく必要があると考えます。特に競技団体の役員などはボランテイアで活動しているものがほとんどであろうが、だからといって重大事故発生時に当事者としてその責任を除外できるわけではないのだから。