レースを選び準備をする
レースを選び準備をする
<レースへの出場>
オープンウォータースイミングレースへは以下の手順にもとづき決定し、準備しそして出場する。
A:まず自分のトレーニングの状況・現在の泳力・レース経験度などを総合的に自己評価して自分に見合った大会を選択すること。
B:大会の開催日・場所・種目(距離)コース・エントリー料そして予想される海水温などをチェックし決断する。(無理をして自分の実力以上の大会への参加は見合わせる)
C:いったん決めたなら、すぐにエントリー手続きをおこなう。(オンラインでのエントリーも受け付けている大会も多いのでHP上などからアクセスしてエントリーをおこなうのもいい。)
D:エントリーをすませたら、あとはそのための装備品の準備にとりかかり、レース日にあわせてトレーニングをおこなう。
<レース日にむけた準備>
A:すべてのオープンウォータースイミングレースが異なるものであることを認識する。たとえ同じ会場であっても、毎年その条件が異なることも理解しておく必要がある。成功するためのキーはその日の状況をいかに知って、どう判断するかによるのである。
B:コースをチェックする前にレースデイレクターの説明やプログラムなどでレース情報をできるだけ多く入手する。不明な点は質問すべし。ライフガードなどに当日の海の状況を質問するのもいい。
<コース>
○コースマップの入手
○事前説明会への出席あるいは競技当日の競技説明を聞く。
○ブイの設置場所の確認
○サークルやトライアングルコースなどでは第一ブイからどちら周りで泳ぐのかを確認。
○スタートはどの場所から?(水中なのか・陸から走ってゆくのか)
○ゴールはどこで?(水中での着順判定なのか・陸に上がっての電子計時なのか)
○ウオームアップを行って自分自身の目と身体で確認
<目標物>
ブイの延長線上になにが見えるか?ナビゲーションの助けとなる目標物は山なのか・建物なのか・あるいは停泊している船なのかなど自分の目標となるものは何であるかをチェックする。
<海流>
カレントはどうなっているのか?スタートしてフォローなのかアゲインストなのか?またどうやってそのカレントを利用できるのか?
<潮の影響>
引き潮なのか・上げ潮なのか?満潮・干潮の時間などそれによって潮の流れがどう推移してゆくのかをチェックする。
<風>
風は海ではやっかいでレース中、泳ぎに一番影響してくる。風によって発生するピチャピチャしたチョッピーウエーブ・大きなウエーブとなってビーチに押し寄せる原因は風。
<フィニッシュラインの状況>
浅瀬に岩がある・貝殻が打ち寄せている・波打ち際にクラゲがいるなどの把握。
<海水温>
暖かいなら思う存分チカラを出し切ればいい。しかし海水温が低いときにはスイムキャップを2枚重ねたり、イヤープラグを着けたり、グリースなどをしっかりとぬって寒さ対策を採る。
■天候によって最適なゴーグルを選択する。
大会会場には常に3種類のゴーグルを用意しておこう。
ミラー:逆光等太陽の影響を受ける場合
スモーク:晴天で海がまぶしく見渡しにくいばあい
クリア:曇天や雨天などよりはっきりと遠くを見通したい場合