
2025年問題「より安全で安心なレースを目指す」
2025年問題とは国民の5人に一人が後期高齢者(75歳以上)の超高齢者
社会を迎えることで医療、福祉、介護といった日本経済や社会の広い領域に深
刻な影響を及ぼす諸問題の総称です。
これはまさしくオープンウォータースイミングにも同じことが言えます。
年々参加者の平均年齢が上昇し、いまや登録会員の平均年代が50~59歳区
分で実に登録者全体の45・6%となっております。
そこで2025年度のシーズンを迎えるにあたって協会のテーマは「より安全
で安心なレースを目指す」です。
このテーマを達成するにあっては私共運営に携わる者だけでなく、参加者自身が
ご自身の年齢に見合ったレースを心掛け、自身にかかるリスクをいかに低減して
ゆくための、リスク管理を行い「安全で安心できるレースの実施」に向かってゆ
く必要があると考えます。
ホームページを通じてどんなリスクが生じてくるのかを今後お知らせしてゆき
たいと考えております。
オープンウオータースイミングの魅力は大自然をフィールドとした中で刻々と
変化する海の状況を的確に把握し適合しながら完泳を目指してゆくことであり
、予期せぬ危険性や不安と闘いながら泳いでゆくことこそが感激や満足感へと
つながってゆくのです。
怖いからと言って波打ち際に沿って泳いで満足する人は少ないし、満足感には
つながらないのです。いかに沖合に向かって不安を抱えながら自身の泳力と向
き合い目標の達成にチャレンジすることが魅力につながってゆくのです。
ぜひ皆様方一人一人が「ご自身の体力・水泳力そして知力を把握し、強い気持
ちをお持ちになって立ち向かい」ながらも「決して無理をしない」ことを念頭
においてチャレンジしていただくことを希望いたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。
JIOWSA理事長 篠崎 豊
(参考資料)
2025年度の登録者の年代別比率と都道府県別の比率;
(1) 年代別登録比率(プラチナメンバーを除く)
第一位 50~59歳区分 45.6%
第二位 60~69歳区分 21.1%
第三位:40~49歳区分 20.0%
(2) 都道府県別登録者(プラチナメンバーを除く)
第一位 東京都 19.7%
第二位 大阪府 12.5%
第三位 愛知県 9.4%
第四位 神奈川県 8.0%
第五位 兵庫県 7.5%
第五位 千葉県 7.5%
(3) アクアティックリスクマネジメントとは;
事故はいくら防ごうと思って最大限の努力をしても発生する可能性がある。すべての
事故の発生を防ぐことは不可能なのです。しかし、そのリスクを認識し、それを減少
させるべく責任ある・確実な手順を踏むことは可能であり、異常なリスクを参加者に
知らせ、それが「改善できないリスクなので注意するように」と知らせることは可能
である。このようなステップは安心して楽しいレースを希望して参加されてくるスイ
マーを保護するために取られなければならない。ポイントは、これらのリスクをコン
トロールし、このリスクを参加者に知らせることであり、このリスクを受ける責任を
参加者に移行することである。実践的なリスクマネジメントはリスク全部を除去する
ことではないのです。認識・識別、評価の3つのステップに対してシステマテイック
で広範囲なアプローチの仕方を用いてリスクをコントロールすることによって、「事
故の防止」につながるのである。
■「自己責任原則」の徹底
スイムレースの出場にあたり、選手本人が「このスイムレースは危険を伴い、過酷
なレースであること」を認識し、承諾のうえ参加意思を表明する。
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