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海を占有するための許認可作業


海を占有するための許認可作業

海でのレースをおこなうことは一定の海水域を占有することになります。その為、事前に占有許可を取らなくてはなりません。勝手に事前許可も取らずに泳ぐことはできません。万一そのような場合に事故が発生しても無断で泳いだことの責任を問われることになります。そのために国・市町村の関係部署へのスイムレース開催趣意書と競技要項、そして占有許可申請書などを事前に提出し、何回かのやり取りを経て許可がおり、スイムレースの開催が可能となります。その申請書は多岐に渡ります。

海上保安部・警察・消防との連携

占有許可申請と同時に同様の書類を海上保安部や警察そして消防に提出し、それぞれの許可・承諾をいただきます。特に海での競技の危険性を考え、常に緊急事態の発生を想定して綿密な連絡を保ちながら、レースの開催をおこなうことが必要です。

海の利害関係者への事前協力要請

海は多くの利用者がいます。そこが港湾ならば漁船の出入りはもちろんのこと、作業船・客船・フェリーボート・ヨット・ジェットスキーなど多くの利害がからみます。なかでも一番重要なのは漁業権の問題です。これは漁業を営む漁師たちの基本的な権利として法制化されています。その法律にのっとり、漁業権を尊重した上でレースの開催をおこなう同意を取り付けるのです。相手は漁業協同組合です。その同意を得た上で、その他利害関係者への協力要請・同意書などを合意の上取得します。

海を占有するための許認可作業
海でのレースをおこなうことは一定の海水域を占有することになります。その為、事前に占有許可を取らなくてはなりません。勝手に事前許可も取らずに泳ぐことはできません。万一そのような場合に事故が発生しても無断で泳いだことの責任を問われることになります。
そのために国・市町村の関係部署へのスイムレース開催趣意書と競技要項、そして占有許可申請書などを事前に提出し、何回かのやり取りを経て許可がおり、スイムレースの開催が可能となります。その申請書は多岐に渡ります。

賠償責任問題
出場する選手の傷害保険はもちろんのこと、関係団体や行政機関などを含めて、万一重大事故が発生した場合に各種のリスク(法的・物的・金銭的など)を負うことになります。
そのリスクを低減するための賠償責任保険への加入が義務つけられています。
 

未然防止措置だけでも多くの作業が必要となります。そして選手の皆様にぜひご理解していただきたいのはどんなに注意を払い万全の準備をしても事故は常に発生する危険性があるのです。事故発生率を0%にすることはできない。しかしその発生率を低減することは可能なのです。専門的な言い方でいえばリスクを分散(トランスファー)することなのです。
それはわれわれ運営側と参加者個人の皆様がそれぞれの立場で事故を未然に防止する努力をすることなのです。参加者に事前に「レースには危険が伴う」ことを告知し、出場する方は定期的に水泳の練習を行い、当日にあわせて身体のコンデイションを調整し、万全の体調でレースに臨んでいただきます。

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